利用するメリット
配食サービスを利用するメリット
配食サービスを利用する大きなメリットは安否確認も一緒にできるということです。一人暮らしや高齢の夫婦のみの世帯が増えてきているとはいえ、遠方に住む家族にとって離れて暮らしている高齢者の安否は気になるものです。電話などで直接声を聞いて確認することもできますが、直接顔を合わせていないので本当に元気なのか、それとも不安に思わないように元気なふりをしているのか判断することはできません。さらに、常に確認しているわけではないのでちょっとした空白の間に重篤な状態になっていることもあり得ます。ですが、配食サービスを利用すれば定期的に配達員が対話をしながら心身の状態を目や耳で確認してくれるので、一人にしておくよりも安心できます。
余裕ができる
安否確認以外にもさまざまなメリットがあります。たとえば、時間に余裕が持てることもそのひとつ。自分で食事を作るとなると、ただ調理するだけでなくメニューを考えたり必要な食材を買いに行ったりなどそれなりに手間がかかります。ですが、配食サービスを利用すれば手元に作りたての食事が来るのを待つだけなのでもっと有効に時間を使うことができます。
それぞれに合った食事が届く
また、通常の健康食だけでなく刻み食やムース食、おかゆ食などそれぞれの噛む力に合わせた調理法で作られた食事が届くので手間もかかりません。他にも、糖尿病や腎臓病、高血圧や心臓病などにも配慮しているので病気予防にもなりますし、カロリー控えめの食事やアレルギーに対応した食事などそれぞれの状態に合わせた食材や調理法で作られているので、健康的な生活をキープするのに大きく貢献しています。
さらに、自分で食事を作るとなると食材が使い切れなかったり知らない味付けや調理法ができなかったりと内容や味付けが偏ってしまい、単調な食事になりがちです。食事が単調になってしまうと飽きてしまい食欲が低下して十分な栄養をとれなくなったりしますが、配食サービスでは管理栄養士などの食の専門家が栄養バランスを考え季節の食材やご当地食材を使って飽きないように工夫しています。彩り豊かな食事に豊富なメニュー、と楽しみながら食事ができるのです。
頼りになるオプションがついているところも
食事の前後に薬を服用している高齢者も多いと思いますが、配食サービスを行っている業者の中にはそのような高齢者に向けた投薬サポートのオプションがついているところもあります。薬の飲み忘れは意外と多いので、オプションとはいえそういったサービスにも対応しているのは非常に心強いです。
家族の手間も減る
食事作りは重労働といわれる家事ですが、「高齢者のためだけ」に家族とは違う食事を作るのはさらに手間がかかってしまいます。その手間が三食続くとなると結構な負担になりますが、配食サービスを利用して一食でも食事作りから解放されることで負担も減り介護疲れに陥るのを防ぐこともできます。